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症状について知る

シンスプリントとは？

走るとすねの内側が痛くなるシンスプリントは、

脛骨（けいこつ）の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。

脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。スポーツ中や後に、すね内側の中央から下方1/3にかけて、ズキズキとした痛みが生じます。

走る、飛ぶなどの激しい動きを繰り返すことで発症しやすいといわれています。中・長距離ランナーやサッカー、バスケットボール選手に多く見られ、とくにシーズンの初めや新人選手が急激にハードなトレーニングを始めた際に発生しやすくなります。

主な原因はなに？

シンスプリントは、ダッシュや急ブレーキなどを繰り返すことによりかかる負担により、スネの内側、後ろ側の筋肉やそれを包んでいる筋膜が繰り返し引っ張られることで骨膜にストレスがかかり発症します。これらの負担が骨膜という骨の表面の膜にダメージや炎症を引き起こします。

シンスプリント発生のメカニズムは、運動による繰り返しの負荷、つまりオーバーユース（使いすぎ）によるものが主な原因とされていますが、はっきりしたことは明らかになっていません。

シンスプリント発生の主な内的要因・外的要因として次のようなものが挙げられます。

１．扁平足である

２．臀部や大腿部の筋力低下

３．柔軟性の低下

４．不適切な身体の使い方、良くない練習

５．下り坂を走ること

６．コンクリートなど硬い路面を走ること

７．足に合わない靴の着用

８．体脂肪、BMI（肥満度指数）の上昇

シンスプリントの症状とは？

シンスプリントは、ダッシュやジャンプなどで足を地面についたときに痛みを覚えます。初期段階では、運動前や運動後に痛みを覚え、ウォーミングアップや安静によって痛みが消えていきます。しかし、悪化すると運動中に痛みが残るようになり、最終的には安静にしていても痛みが残るようになります。